midas CIMは土木に特化しており、道路線形と横断勾配、斜角情報を反映した3D情報モデリングができるソリューションです。構造物を構成する各要素をライブラリで作成した後に、線形に割り当てるだけで簡単かつ迅速に3次元情報モデルが生成できます。また、線形パラメトリック機能により不整形性が考慮できるため、橋梁、トンネル、地下車道など様々な土木構造物をモデリングできます。
・ 線形情報基盤のライブラリーモデリングとアップデート
・ 不整形変断面部材のモデリング及び配筋
・ 鉄筋、PC鋼材、連結部、補強材など詳細部モデリング
・ DWG、IFC、Parasoild、3D PDFなど多様な形式への読込み/書出し
・ 施工過程のシミュレーションと工程別の数量算出
・ 地形情報に連携した現場分析と部材同士の干渉チェック
スマートテンプレートでは代表的な土木構造物をLOD200~300レベルの3D情報モデルとして自動生成します。 径間情報、断面寸法、PC鋼材の諸元など基本情報の入力だけで、線形基盤の制御とパラメトリックライブラリを 組み合わせたデータが作成できます。
・ 予備設計の段階からCIMを適用することで、後に発生する設計ミスを防ぐ
・ テキストフォーマットから使用者が直接テンプレートを作成できるため、自社用の テンプレートを自由に生成可能
部材/オブジェクト同士の干渉は、チェックした検討組合せを、履歴から管理することができます。
3Dモデルから正確な数量を算出できるため、施工段階別に分割管理して、数量算出項目や形式はテンプレートを
使用して保存します。
これより、協業過程で関係者は単一の共通テンプレートより数量を確認できます。
- 3次元的に干渉位置を確認できるため、直観的なチェックと修正が可能
- 設計ミスを施工前に確認できるため、繰り返しリビジョン作業を最小限化
- 3Dモデルから自動算出する施工段階別/部材別の数量は、高精度データベースの
コミュニケーションを可能にする
土木分野エンジニアリングが適用される全ての構造物をmidas CIMでモデリングすることができます。また、土木構造物と連携した架設構造物のモデリング、地層や斜面の生成が可能で、インフラ施設の総合的な設計や施工計画を行うことができます。
- プロジェクトの関係者全員がmidas CIMを通じて協議及び計画を樹立できるコミュニケーションの基盤
- 線形基盤でない土木構造物に対する便利なモデリング及び編集機能はmidas CIMの活用範囲を無限に広げる
midas CIMを使用して作成された3D情報モデルは、midas
Civilと連携して解析/設計業務に拡張できます。
3D情報モデルに解析時の要素分割数や境界条件を指定すると、構造解析用データを自動生成します。midas
Civilでは追加の荷重条件と解析変数の追加だけで解析と設計検討を進めることができます。
一方、midas Civilの解析データをmidas
CIMに読込むこともできるため、設計業務の可能性を無限に広げることができます。
・断面/PC鋼材/配筋情報を含むmidas Civilデータへの書出しや自動更新
・縦方向検討用の梁要素モデル、または横方向検討用の板要素モデルの生成
・施工段階解析及び設計に活用できるPC合桁断面形式の要素生成
・midas Civil解析データの読込みによる3D形状モデルの自動生成
予備設計の段階で頻繁に発生する設計案に対して構造解析モデルを作成する手間を画期的に省けます。
midas
Civilとの連携により、3次元による設計計画と同時に、構造安全性の検討や部材変更による設計計画の変更に素早く対応できる進歩したエンジニアリング環境を提供します。
- 多様な解析機能を持つ構造解析ソフトと連携できるソリューションはmidas CIMが唯一 - 施工·維持管理段階でも情報を連携して正確な安全診断と常時計測のシステム化
midas Civilに読み込んだ解析用モデルは、線形に合わせた構造物の形状のみならずPC鋼材情報も連動するため、
解析/設計エンジニアリングをより効率的に遂行できます。
Midas Drafterはmidas CIMモデルと連携して2次元CAD図面を迅速かつ正確に作成します。
平面/縦断面/横断面の切断面図を描かずにCIMモデルから自動生成するため、配筋図や鋼材材料表、鉄筋材料表などのテーブルはもちろん、鉄筋の諸元などの注釈も一括表示します。
また、CIMモデルの形状や鉄筋情報を修正すると、CAD図面の形状や寸法も同時に更新される情報CADの環境を提供します。
・CIMモデルに定義した切断面及び図化範囲で鉄筋を含む2次元構造図面を生成
・モデル基盤で算出された鉄筋や鋼材数量(形状別/直径別)は表形式で図面化
・設計情報を直観的に確認できるアイソメビューの生成及び3次元座標や寸法線の追加
・CIMモデルとリビジョンの更新関係を維持することで、リアルタイムに対応可能
CIMモデルで鉄筋及びPC鋼材情報を修正すると、Drafterで生成された関連図面が更新され、材料表や数量集計も一緒に更新されるモデル-図面間のリアルタイム連携関係が取れています。
また、CIMモデルから使用者が希望する位置/間隔別に断面図を一括自動生成します。
- 線形に合わせた側面図・平面図とアイソメビュー図面をワンクリックで生成し、図面の作成効率を最大化
- 関連図面の更新時に既存の配置や寸法/注釈内容が維持され、注釈あ最適配置されて全体的な図面品質を向上
CIMモデルから生成された側面図/平面図/ 配筋図/アイソメビュー図面/材料表は鉄筋の諸元や3次元座標などの注釈を含んでいる情報図面である。正確な情報表示はもちろん、頻繁な設計変更時に起こり得る人為的なミスを根本的に排除する情報基盤のCAD