2025年 4月 17日 (木) 13:00~17:00
近年、日本において南海トラフ地震に対する関心が高まる中、精緻な地震動評価と高度な構造解析技術の確立が求められています。
これに関連する知識と技術の向上を目的として、「高松」にて特別セミナーを開催することとなりました。
本セミナーでは、神戸大学の長尾毅先生をお招きし、設計地震動評価の理論的背景と実務適用における課題を、長年にわたり耐震設計研究に従事されている実例を交えながら体系的にご講義いただきます。
なお、地震時の構造物挙動を精緻に把握するための動的解析の手法について、MIDAS 製品を活用した解析プロセスを紹介し、実務に即した適用事例を解説いたします。
皆様のご参加をお待ちしております。
2025年 4月 17日 (木) 13:00~17:00
神戸大学 都市安全研究センター 長尾 毅 教授
神戸大学
長尾 毅 教授
耐震設計実務では、技術基準類に規定された標準の設計地震動を用いることが一般的です。
しかしながら、例えば近い将来に必ず発生する南海トラフを震源とする巨大地震を想定したとき、標準的な設計地震動の適用は十分に合理的であると言えるのでしょうか。
この技術講座では、設計地震動評価の基礎と応用を解説します。
現在の標準的設計地震動の設定根拠だけではなく、地震発生メカニズム、地震動を決定する要素、地震動増幅特性と増幅が生じる理由、地盤の動的応答特性、地盤の地震応答解析手法(周波数領域と時間領域)、液状化発生メカニズムなどの地震動評価に関連する基礎的事項を概説するとともに、震源依存・地点依存型の設計地震動の合理的な設定方法や、構造物と地盤の地震応答を精度よく評価する方法を紹介します。
学歴・経歴
京都大学工学研究科修了、博士(工学)
運輸省港湾技術研究所 地盤震動研究室長
国土交通省国土技術政策総合研究所 港湾施設研究室長
港湾研究部長を経て2013年より現職
論文
・Simplified Method for Nonlinear Seismic Response Analysis of Corroded
Pile-Supported Wharf
Afif Navir Refani, Takashi Nagao
・The Impact of Ground Irregular Sedimentary Structure on the Seismic
Motion Amplification Characteristics: A case study in Tottori, Japan
Takashi
Nagao, Xiao Ma
・DISTRIBUTION OF THE SUBGRADE REACTION MODULUS FOR ANCHOR PILES WITH
VARIOUS INCLINATION ANGLES
Toshiya Oda, Takashi Nagao
株式会社マイダスアイティジャパン 建設技術部 廣瀬 栄樹
建設技術部
廣瀬 栄樹
耐震検討の際に必要となる動的解析について、弊社製品の機能や特長の説明を交えながら適用事例を紹介します。
高松商工会議所 201会議室
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WEB技術講座は土木学会認定(予定)CPDプログラムです。
CPD認定単位 : 審査中
※ 単位が確定されましたら、サイトに反映いたしますので、しばらくお待ちください。
※ 2024年 4月中旬にメールにて一括発行させていただきます。
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